Monthly Archives: July 2011
HAUSCHKA
HAUSCHKA(ハウシュカ)はドイツを拠点に活動する、ピアニスト・作曲家。新しいことを、古くからあるものでするのが素敵です。美しく繊細な音に対してワイルドな手法が面白い。ピアノの中がおもちゃ箱みたいになってます。高級な感じとチープな感じもあり、ハイコントラスト。
FERRAN ADRIA
In the Kitchen at El Bulli on Nowness.com.
昔から尊敬するクリエーターの一人、Ferran Adrià(フェラン・アドリア)。スペインの有名レストラン「エル・ブリ」のシェフなんですが、ただ美味しい物を提供するのではなく、お客さんに新しい経験を与えようと常に考え実験している人です。
経験を与えるという考え方は、退屈じゃないということ、それは”当たり前”を壊したり裏切ったりするということ、クリエーターにとって大切な事だと思います。想像以上ではなく想像外。知らない事って怖い事なんですが、それをクリッとひっくり返して相手の笑顔を作ってしまうとんでもなく素晴らしいクリエーターです。
ECLECTIC STYLE
「ECLECTIC=折衷的」色々な国の色々な文化から生まれたモノを掛け合わせて作るスタイルをエクレクティクスタイルと呼びます。ヨーロッパのクラッシックスタイルに対してワイルドなリゾートスタイルを合わせてみたり、新しいものと古いものを合わせてみたり。その考え方はまさにハイコントラスト。エルデコのサイトが面白いです。
http://lookbook.elledecor.com/search/style-Eclectic
UNKLE – RABBIT IN YOUR HEADLIGHTS
曲の美しさに対して人間の残忍さが見えたりしながら、悪魔が神に変わる瞬間を捉えたかのような映像です。大きなリスク(怒り・死)を乗り越えれば大きなリターン(喜び・生)があります。その価値は等しい。という訳で、ハイコントラスト。
DAVID MAISEL
デービッド・マイゼル(David Maisel)は自然と人のかかわりを記録する写真家。
航空写真なんですがスケールが大きすぎて、顕微鏡で覗いた世界のようにも見えます。ミクロとマクロ、それ以上にサイズに関係なく地球に存在するモノの形は似ているんだなと気付かされます。広がり、ぶつかり、分かれ、広がる。そう考えると、精神的な成長も、人間関係も、政治も、地球上で行われる営みの全てが似ているような気がします。いま目に見える色々な形は、広がる力の限界なんだと思います。 http://davidmaisel.com/
FOTO
コラージュも素晴らしいですが、ちょいちょい上げてる写真がまた面白い、カワベ君のセンスに脱帽。
日常の傷口を見ているような感じがします。”超”日常という感じもします。
# motoyuki kawabe / 川辺基以 http://hi-contrast.com/?p=535